ラブドール諸問題 2021/10/20
現在、ラブドールはアマゾン等で数万円(安い場合は2万円台から)で買える時代となりました。
一方、国産のラブドールは軽自動車が買える価格です。
80万円する国産ラブドールと2万円のTPE製ラブドールにはなんらかの違いがあるはずです。
一番の違いは原価ですが高級シリコンを使った国産シリコン製ラブドールはそれだけで利益がすでに薄い状態で品質管理や製造工程まで含めるとかなりのコストがかかっています。
しかし見た目はさほど変わらない中国製TPE製は原料も安く製造する際の人件費も国産とは比べ物になりません・・・
こだわりさえなければ定価が安くなったラブドールなら破損したり汚れたりしてもまた買い替えればいいだけでメンテナンスして長く使うこともありません。(まさに消費!)
昔、大阪の堺市で自転車店をされてる社長さんに聞いた話ですが今は自転車も中国製が激安で販売されていて駅前に不法駐輪して撤去されてもまた買うだけでなんの愛着もなくまるでビラ撒きに付いてくるポケットテっシュと同じように堺市の地場産業である自転車も同じ扱にされてしまっている現状が悲しい…と嘆かれていました。(堺市はその昔、鉄砲職人らが多く存在し、古くから金属加工技術の高い地域で近代以降、その技術が自転車産業に生かされてきました。)
今、ラブドールも同じ現象が起こっているのではないでしょうか?
ラブドールのポケットティッシュ化…
本来、日本人は物や道具を汚れても壊れかけても修理したり磨いたりして大切に一生使い続ける「黒光りの精神」を持っていました。
消費という世界的な経済活動はインターネットの普及でさらに大量に安く商品が出回り、品質的な価値はどんどん無くなりつつあります。
ラブドールもますます消費財化しておりますが、ここで一度、モノに対する扱い方を見直すいい機会かと思います。(安かろう悪かろうなので物理的に大事にするにも限界がありそうですが・・・)
どんどん買ってどんどん消費!
消費の最終地点として貴方の大切なラブドールを弊社が高価買取、処分いたします。