メーカー雑感 2021/08/21
今やラブドールといえばその圧倒的な個体数が流通しているのがTPE製です。
原料が安価で製造もしやすいことから中国で大量に作られるようになり、一昔前まで首のジョイントもM16ネジで共通だったことから爆発的に大ヒットしました。
体型も爆乳モデルや60キロ近い大型までそのバリエーションはコアなファンにも人気です。
さわり心地も以前のシリコン製よりかなり肌触りが良く(現行のシリコン製は柔らかくなりました)今でもTPE製じゃないとダメだ!というユーザーも!
修理も熱で溶かして修復でき、骨格から肌までの構造も単純なため、道具と慣れさえあればそこそこうまく直ります。
足裏の自立仕様や中空胸もいち早く導入し、シリコン製にも採用されました。
日本国内ではフレンド技研(ミクロメイド)が早くからその製造に携わり、シリコン製よりやや安いモデルを続々と販売し、今でも高品質な製品を製造しております。
中国製の大量流入はアマゾンで買えることから火がつきました。
当時はベルドール東京かアップルトレーディングカンパニー、ラモンドール等でしかTPE製ラブドールの正規品はなかなか手に入らず、且つお値段もそこそこお高めでした。
それが今ではKUMADOLLをはじめ、さまざまな代理店が登場し、メーカも続々と現れてヘッドと大きさとオプションを決めるだけでも大変な品数です。
ここ一年ほどで中国製もシリコン製が多く製造されるようになりましたがコンセプトモデルとして妖精やアニメヘッド、またヘッドはシリコン、ボディはTPEもひそかに人気です。
全メーカーの全ラインナップはとうてい把握できない品数になり、ドールユーザーは細かい好みで選べる幸せな時代となったと思います。